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シャワーヘッド「ミラブルzero」が20万台以上も売れた どのように開発したのかシャワーじゃないシャワー(6/6 ページ)

もともと備え付けられていたシャワーヘッドから、節水をはじめとした高機能をうたったものに交換する人が多くなった。代表的な高機能シャワーヘッドの一つが、サイエンス社の「ミラブル」シリーズだ。2022年6月に発売したところ……。

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万博が技術力を上げる好機に

 ミラブルシリーズの販売は正規代理店が担っている。サイエンスが販売のために行っていることは代理店の支援であり、テレビCMもこの一貫だ。代理店が実施するキャンペーンなどについても、サイエンスの営業担当が代理店と一緒に内容を検討している。

 ミラブルシリーズは住宅設備としてだけではなく、美容関連やホテル・旅館での導入も進んでいる。特にホテル・旅館は想定外の市場だった上に、かなりの勢いで導入が進んだ。導入したホテルの中には、正規代理店としてフロントで販売を行うようになったところもある。

 新市場の開拓ができているのも、代理店制度によるところが大きい。ホテルや温泉旅館での導入が広がっているのも、この業界に強い販売会社が代理店になったからである。歯間洗浄にも使えるミラブルzeroを発売したあとは、医療関係に強い販売会社からの引き合いが増えてきている。


サイエンス社の平江真輝氏

 サイエンスは25年4月から半年間にわたって開催される大阪・関西万博において、大阪ヘルスケアパビリオンのスーパープレミアムパートナーになっており、会場で展示を行う。未来の生活で使われるシャワーや風呂はどのようなものかを考えることになるが、万博開催前に、万博で明かされる未来のシャワーや風呂を想起させる商品の発売を検討しているという。

 「万博は企業価値と技術レベルを向上させる機会になります」と平江氏。果たしてミラブルシリーズはこれから、どのように進化するのだろか?

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