調査リポート
約6割が「エアコンの節電方法を誤解」、風量はできるだけ「弱」で使う:それは逆効果(2/2 ページ)
ダイキン工業は「エアコンの節電に関する実態調査」を実施した。夏場にエアコンを使う際、節電になると思うものを聞いたところ……。
エアコンの仕組みを知っているか
エアコンの仕組みについての理解度を調査した。エアコンは室内にある熱を屋外に移動させることで涼しくしていることを知っているか尋ねたところ、49.2%が「知らなかった」と回答。
エアコン全体の消費電力のうち室外機が占める割合はどのくらいだと思うかについては、正解である「80%以上」と答えた人は10.0%と、1割にとどまる結果となった。
昨今の電気代高騰により、エアコンの使用自体を控えようと思うか聞いたところ、「とても思う」が22.7%、「やや思う」が48.4%と、合わせて7割以上(71.1%)がエアコンの使用を控えようと考えていることが分かった。
同社が5月に行った調査を見ると、「エアコンの使用を控えよう」と答えた割合は61.7%。約10ポイントも上昇していることについて、同社は「気温が高い日が増えてくる中で、エアコンや電気代への意識が高まってきた可能性が考えられる」と推測した。
今回の調査は、全国の20〜59歳までの男女を対象に、インターネットで行った。期間は23年6月17〜19日、有効回答数は527人。
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