テレワークの落とし穴 「サイレントうつ」に対する予防と対策：意識的に休息を（6/6 ページ）

直近のデータを見ると、都内の企業でテレワークを実施しているのは4割ほど。テレワークの整備は今後も進むだろうが、企業や従業員はどのようなことに気をつければいいのだろか。メンタル面でいうと……。

[小澤美佳，ITmedia]

意識的な休息がもたらすメリット

　特に新しい働き方であるテレワークの場合には、「一生懸命休む」ことが非常に重要である。仕事に一生懸命取り組むことは歓迎されるべきことではあるが、まずは心身の健康を保つこと、つまり自分自身を大切にすることが大切である。その上で、仕事のやりがいを追求したり、余暇や学習を楽しんだりできるのだろう。

　多くの人が、それぞれの望む働き方や生き方を実現し、セルフコントロールをしながら、仕事を含めた人生を楽しんでほしいと願っている。

著者プロフィール：小澤美佳

　2008年に株式会社リクルートへ入社。10年間、HR一筋。中途採用領域の代理店営業、営業マネージャーを経て、リクナビ副編集長として数多くの大学で、キャリア・就職支援の講演を実施。採用、評価、育成、組織風土醸成など幅広くHR業務に従事。 2018年、中米ベリーズへ移住し、現地で観光業の会社を起業。 2019年、ニットに入社し、営業・人事を経験後、広報部署の立ち上げ。2021年はテレワーク先駆者百選の総務大臣賞やTOKYOテレワークアワードなど数々の受賞を実現。オンラインファシリテーターとしても尽力。2022年には産休・育休を取得し、8月に出産。2023年4月に復帰。