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「朝食無料」から10年、伊藤忠の社員は何を食べているのか 働き方改革の今:あの話題は今(2/3 ページ)
伊藤忠商事は2013年、朝食を社員に無料で提供し始めた。働き方改革の一環で、朝型勤務を推奨することが狙い。実際にどんなものが提供されているのか。
ファミマの商品が目立つ
会場全体を見渡すと、全体的にファミリーマートのプライベートブランド商品が目立った。一例を紹介すると、ピザパン、クリームパン、サンドイッチ、パックご飯、カップみそ汁、カップスープ、緑茶や麦茶などのペットボトル、豆腐とひじきのお総菜、とろろと納豆の冷やっこ、ドライみかん、ミックスナッツ、割けるチーズ、サラダチキンスティックといった具合だ。
冷蔵ケースには、ナショナルブランドの野菜ジュース、ヨーグルト、トマトジュース、豆乳、リンゴジュース、炭酸飲料、缶コーヒー、ミネラルウオーターなどがぎっしりと詰まっていた。
朝からホットコーヒーを楽しみたい社員のために、白いカップや、ファミマの看板商品「ファミチキ」と交換できるチケットも用意している。社員食堂入口付近にあるファミマ店舗が朝から営業しており、そこで白いカップにコーヒーを注いだり、ファミチキを入手したりするという。ちなみに、昨年度は冬限定で肉まんも提供していたそうだ。
伊藤忠の本社ビル内にはファミマ店舗がある。朝食会場で商品を陳列するのは、その店舗で働く従業員だ。約3人で商品を補充したり、レジを担当したりしている。ファミマの商品を朝食会場で取り扱っているのは、伊藤忠のグループ会社だからだ。自社グループ商品の認知度向上・消費促進が狙いだという。また、米Dole Food Companyからアジア青果物事業とグローバル加工食品事業を買収したことから、Doleのバナナも扱っている。
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