コラム
ビッグモーター「経営計画書」で話題 「生殺与奪権」とは何か:経済の「雑学」(2/2 ページ)
数々の不祥事が明らかになっている中古車販売大手ビッグモーター。そんな渦中にある同社の「経営計画書」の存在をテレビ朝日などが報道し、「生殺与奪権」という言葉が注目を集めている。どんな権利なのか。
『鬼滅の刃』にも登場
生殺与奪は人気漫画『鬼滅の刃』1巻でも、冨岡義勇(とみおか・ぎゆう)が主人公の竈門炭治郎(かまど・たんじろう)に向かって放った言葉として登場。Webメディア「withnews」は2021年2月5日付けの記事で、校閲記者の間で「せいさつよだつ」「せいさいよだつ」と読み方が分かれた言葉として紹介している。
上司と部下という関係こそあれど、ビッグモーターの一連の問題を踏まえ、管理職層には部下を1人の人間として適切に扱うとともに、生殺与奪権ではなく、心理的安全性が求められるのではないか。
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