調査リポート
高校生の約10%、“髪型ルール”で部活をあきらめた&聞いたことがある:強制坊主で(2/2 ページ)
マンダムは、部活動に通う高校生および部活動顧問を担当する教師を対象に「部活生の髪型」に関する調査を実施した。
髪型による自己表現はモチベーションアップに
部活動を行う中で「髪の長さや髪型で自己表現をできること」は部活参加意欲アップや競技などのパフォーマンスアップにつながるかについては、約70%が「とてもそう思う」「そう思う」と回答。おしゃれや自己表現をすることが、部活でより良いプレーをすることや参加意欲向上につながると考える部活生が多いようだ。
「指定の髪型が嫌で入部をあきらめた」など、髪型ルールによる部活生の理不尽な経験について、部活生からは「髪型が耳より下のポニーテールオンリーだったので、入部をあきらめた」「強制坊主という理由で彼女に振られた」など、部活で指定された髪型が嫌で入部をあきらめた経験や、大会のルールで自分のコンプレックスとなる部分を出さなければならなかったなど、多くの声が集まった。
教師からは「教員間でも温度差はある。今どきの頭髪や服装などあるが、昔の考えが残り過ぎて理解してもらえない」「自己表現とわがままの線引きが難しく、何でも寛容にすることへは抵抗がある」など、教員間での温度差や認識の違いといったルールを見直す上での難しさや、生徒への寛容度の難しさといった本音の声が上がった。
調査は3〜4月、インターネット上で実施。部活に所属する高校生男女1000人および部活動の顧問を務める高校教師200人を対象に聞いた。
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