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冷暖房完備の室内でキャンプ!? アウトドアブランド「LOGOS」がユニークなホテルを運営するワケ:2018年オープン(4/4 ページ)
京都府城陽市の総合アウトドアレジャー施設「LOGOS LAND(ロゴスランド)」内に、冷暖房完備の室内でキャンプ体験ができるホテルがある。2018年から運営を開始した狙いを取材した。
アウトドア市場の動向は?
矢野経済研究所が22年11月に発表した調査結果によると、21年度の国内アウトドア用品・施設・レンタル市場規模は前年度比109.6%の3262億円だった。また、25年度の市場規模は3706億円に拡大すると予測している。
同研究所は「アウトドア用品・施設・レンタル市場には他業種からの新規参入が相次いでおり、今後も成長を続けていくと考えられる。(中略)コロナ禍をきっかけにキャンプが改めて注目されたことで、『キャンプ』のエントリー層が増加し、こうした層が定着することでキャンプ関連用品は堅調に推移する見込みである」としている。
また、日本オートキャンプ協会が23年7月に発表した「オートキャンプ白書2023」によると、22年におけるオートキャンプ参加人口は650万人(前年比86.7%)だった。一方、1年間のキャンプ回数と泊数は、それぞれ5.4回・7.2泊となり、いずれも過去最高を記録した。同協会は「オートキャンプは『年に一度家族で出かける特別なレジャー』から、気が向いた時にファミリーで、あるいは『ソロ』でとそれぞれのスタイルで出かける身近なレジャーとなった」としている。
気軽にアウトドアを楽しもうとする層が広がりつつある中で、ロゴスはビジネスチャンスをつかめるか。
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