SaaS導入後の成果 2位「業務効率化・業務精度の向上」を抑えた1位は?
大手企業はどの程度SaaSを導入し、成果を得ているのか。SUPER STUDIO(東京都目黒区)が、法人向けIT製品を扱う企業に勤める会社役員・会社員を対象に調査を実施した。
大手企業はどの程度SaaSを導入し、成果を得ているのか。SUPER STUDIO(東京都目黒区)が、法人向けIT製品を扱う企業に勤める会社役員・会社員を対象に調査を実施した。
どんなSaaSを導入している?
SaaSの導入割合は「自部署で導入している」(44.5%)と「自部署・他部署両方で導入している」(42.2%)を合わせ、9割近くに上った。また導入から3年以上経過しているケースが52.7%と、半数以上を占めた。
SaaS導入後の成果については「コスト削減」が最も高く、38.2%だった。以降は「業務効率化・業務精度の向上」(34.7%)、「情報の一元管理」(34.2%)と続いた。
ECカートシステムについて「SaaS型ECカートシステム」を導入している割合は11.2%にとどまった。最も多い回答は「パッケージ型」で34.7%、「フルスクラッチ開発」(27.4%)と続いた。
一方で、SaaS型ECカートシステムを導入した企業が感じている成果については、「業務効率化」が43.2%と、最多回答に。次いで「全体的なコストの圧縮」(37.8%)が続き、「エンジニアのリソース不足解消・採用不要」と「保守運用の必要性がなくなった」はそれぞれ27.0%と、同率で3位となった。
調査は7月25〜28日にインターネットで実施。法人向けIT製品を扱う企業に勤める会社役員・会社員573人、EC事業を行っている、かつ法人向けIT製品を扱う企業に勤める会社役員・会社員329人から回答を得た。
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