2015年7月27日以前の記事
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フランス発「ティファール」の炊飯器が人気 「ザ・ライス」の特徴は?あの会社のこの商品(3/6 ページ)

家電市場の中で炊飯器は、日本のブランドが強い。この市場に果敢に挑んだのが、日本でもおなじみのティファールだ。日本で初めて発売した炊飯器「ザ・ライス」は、どのような商品なのか。

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炊飯時に遠赤外線を直接、米に当てる

 ザ・ライスの特徴は、遠赤外線をフタから放出するところ。米粒一粒一粒に直接熱を届け、米の表面にハリを生む。

 遠赤外線はそれ自体が熱を持っているわけではなく、物質の表面に到達し吸収された瞬間に熱に変化する。ほとんどの食材・物質の吸収波長領域は2〜20マイクロメートルだが、遠赤外線の波長領域は3〜1000マイクロメートル。このような性質により、遠赤外線は食材や物質に熱をよく伝え浸透させることができる。


フタから放出される遠赤外線(イメージ)

 「遠赤外線を炊飯時にフタから放出すると、お米に直接、火が入る感じになります。それにより、ご飯に香ばしさのようなものが生まれるほか、独特の粒立ちの良さや米粒のハリが生まれます」と島村氏。遠赤効果をうたう炊飯器は他社から登場しているが、遠赤外線を直接米に当てる炊飯器は、現時点ではザ・ライスしかない。

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