2015年7月27日以前の記事
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フランス発「ティファール」の炊飯器が人気 「ザ・ライス」の特徴は?あの会社のこの商品(5/6 ページ)

家電市場の中で炊飯器は、日本のブランドが強い。この市場に果敢に挑んだのが、日本でもおなじみのティファールだ。日本で初めて発売した炊飯器「ザ・ライス」は、どのような商品なのか。

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長粒米が炊ける炊飯モードを搭載

 ザ・ライスは日本で主につくられている短粒米をおいしく炊くことを前提に開発しているが、白米など5種類ある炊飯モードの中に、東南アジアや南アジアなどでつくられている長粒米が炊けるモードも含まれている。現在販売されている炊飯器で長粒米の炊飯モードを搭載しているのは、ザ・ライスを含めごく少数しかないので、珍しい機能を搭載したといってもいい。

 長粒米が炊けるモードを搭載することにした理由を、島村氏は次のように話す。

 「最近、タイやインドといったアジアのご飯メニューが日本でも人気があるからです。インドカレーやタイカレーのような本格的なカレーを家で食べるときなど、長粒米を炊けるほうが便利ですし本格感が出ます。既存の炊飯器にはあまり搭載されていない機能ですし、何よりもアジアのご飯メニューが好きな人には喜んでいただけるだろうと思い搭載することにしました」


操作はタッチパネルで実施。炊飯モードは白米、玄米、長粒米など5種類、メニューモードはすしめし、お粥、冷凍ごはんなど5種類搭載している

 また、日本人の生活実態やライフスタイルから注力した機能がある。メニューモードに搭載した冷凍ごはんモードだ。炊き上がった後に冷凍保存し、電子レンジ再加熱されたときにおいしくなるように炊く。「まとめて炊いて冷凍保存し電子レンジで再加熱して食べるという生活スタイルの人たちが多くなってきたので、冷凍してもおいしくなるメニューモードを搭載することにしました」と島村氏は明かす。

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