ビジネスパーソンのストレス 3年連続1位だった原因は?(2/2 ページ)
ビジネスパーソンは、仕事上でどんなストレスを抱えているのだろうか。チューリッヒ生命保険は、全国のビジネスパーソン1000人を対象に調査を実施した。
導入されてよかった制度は?
導入されてよかった制度1位は「在宅勤務」(48.5%)で、約半数を占めた。2位「コロナ休暇・ワクチン接種休暇」(20.8%)、3位「フレックスタイム制」(20.1%)、4位「時差出勤」(19.5%)となり、これらも一定の評価を得ていることが分かった。
コロナ禍後緩和されたストレスは?
新型コロナウイルス感染症の分類が5類に引き下げられた後、緩和されたストレスは「マスク着用が任意になった」(38.7%)が最多となった。以下「人と会う機会が増えた」(22.6%)、「接待や飲み会が復活した」(17.8%)、「出張や外出の制限がなくなった」(14.9%)、「消毒や換気などの手間がなくなった」(14.1%)と続き、行動制限がなくなりつつある動きによってストレスが緩和されたと感じている人が多かった。
5類に引き下げられた後、ストレスに感じたことは?
一方、5類に引き下げられた後にストレスに感じたこと1位は「電車など人混みが多くなった」(30.2%)だった。2位は「マスクをする人が少なくなった」(22.7%)で、マスク着用が任意になったことでストレスが緩和された人と、反対にストレスに感じる人とが混在している結果となった。
3位は「感染症対策が任意となり、感染リスクを気にするようになった」(17.3%)がランクイン。感染リスクが上がったことに対してのストレスが上位を占め、新型コロナウイルス感染症が人々に与える影響が引き続き大きいことを感じさせる結果となった。
調査は8月21〜22日、全国の20〜59歳のビジネスパーソンを対象にインターネットで実施した。有効回答数は1000人。
関連記事
- 通勤時間のストレス 3位「時間の無駄」、2位「混雑」、1位は?
通勤時間が片道1時間以上の人に「通勤時間のストレス」を聞いた。1位は……。 - 約8割が「出社が増えて、ストレスも増えた」 大企業で働く人に聞いた
コロナ禍で普及したリモートワーク。新型コロナの5類移行後に出社が増えて、不満を感じているようだ。 - 経理業務、ストレスの要因や「理想と現実の違い」はどんなもの?
経理業務でストレスに感じることは何か──Sansan(東京都渋谷区)が、経理業務に1年以上従事する1000人を対象に働きがい調査を実施した。 - 年間の通勤時間は休日20日分に相当 テレワークが生んだ3つの課題
コロナ禍でテレワークが市民権を得たが、出社回帰の動きが鮮明になっている。オフィス出社か在宅か、はたまたハイブリッド型か――。最適解はどこにあるのか。 - ミレニアル世代のストレス解消法 3位「カラオケ」、2位「一人時間」、1位は?
SNS「GRAVITY(グラビティ)」を提供するHiClub(東京都港区)は、20〜30代の女性448人を対象にアンケート調査を行い「ストレス発散方法TOP10」を発表した。
関連リンク
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.