調査リポート
約3割が「奨学金の影響で夢をあきらめた」 具体的には?(2/2 ページ)
奨学金の返済があることで夢をあきめたことがある人は、どのくらいいるのか。奨学金を返済している20〜30代に聞いた。
奨学金の用途
奨学金の用途は「授業料」(60.3%)が最も多く、次いで「生活費」(32.0%)、「教材費」(26.5%)と続いた。
奨学金の借入総額は、最多が「200万〜300万円未満」(28.6%)。次いで「100万〜200万円未満」(19.2%)、「300万〜400万円未満」(17.8%)、「400万〜500万円未満」(11.6%)、500万円以上の借入がある割合は13.2%だった。
この結果を受けて、アディーレ未来創造基金は「本来若者の就学支援のための奨学金が、返済時には想定以上に重荷となり、苦しむ方も多い」とコメントした。
インターネットを使った調査で、奨学金を返済している20〜30代男女1000人が回答した。期間は8月21〜24日。
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