新社会人が「給与」以外で重視したこと 「福利厚生」超えた1位は?
現在、社会人1〜3年目の若手は、企業に応募する際にどのような項目を重視したのだろうか。総合人材サービスのマンパワーグループ(東京都港区)は男女400人の新社会人を対象に調査を実施。「給与」以外で上位に挙がったのは、どのような項目なのか。
現在、社会人1〜3年目の若手は、企業に応募する際にどのような項目を重視したのだろうか。総合人材サービスのマンパワーグループ(東京都港区)は男女400人の新社会人を対象に調査を実施。「給与」以外で上位に挙がったのは、どのような項目なのか。
2位「福利厚生」を上回ったのは?
企業に応募する際に「給与」以外で重視したことについては「勤務地」(52.0%)がトップになった。「待遇・福利厚生」(50.0%)、「会社の業種・業態」(48.5%)が上位を占めた。
また、給与以外で「最も重視」したことについては「会社の業種・業態」「業務内容・職種」(いずれも16.0%)がトップで並んだ。待遇面よりも、業種・業態や職務内容が自身に合うかどうかを意識している就活生が多いことがうかがえる。
新卒採用の早期化、メリットとデメリットは?
2023年4月に内閣官房は「インターンシップを活用した就職・採用活動の日程ルールの見直し」において、専門性の高い人材の選考開始時期を大学3年生終了前の春休みへ前倒しすると発表した。
採用活動を行う企業が「専門活用型インターンシップ」(就業体験)の要件を満たすことを前提条件とし、23年4月に大学2年生となった学生からこの新ルールの適用が始まる。
新卒採用の早期化については「就活を早く終わらせて研究に専念できた」(入社2年目/男性)、「優良企業に出会える可能性が大きくなる」(入社2年目/男性)などのメリットの声が挙がった。
一方で「企業によって早期化に差がある」(入社2年目/女性)、「インターンシップに参加できない企業の内定がもらいにくい」(入社2年目/女性)などといった懸念の声も見られた。
調査は7月20〜24日、22〜29歳の社会人3年目までの男女400人を対象にインターネットで実施した。
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