10代のお金事情 1カ月のバイト代や貯蓄額はいくら?
SMBCコンシューマーファイナンスの調査によると、ひと月あたりの収入額の平均は、高校生では1万1650円、大学生などでは3万8146円だった。同社は「物価高騰の影響もあり飲食サービス業の苦境などが影響して、アルバイト収入は大きく減少した」と分析する。
10代の金銭感覚はどうなっているのか。SMBCコンシューマーファイナンスの調査によると、ひと月あたりの収入額の平均は、高校生では1万1650円、大学生などでは3万8146円だった。前回調査(2022年7月)と比較すると、高校生では163円の減少(前回調査1万1813円)、大学生などでは5737円の減少(同4万383円)となり、大学生などでは13.1%減少した。
1カ月のアルバイト代をみると高校生は7029円で前回より増加した一方で、大学生などは2万8498円と減少した。同社は「物価高騰の影響もあり飲食サービス業の苦境などが影響して、アルバイト収入は大きく減少した」と分析する。
貯蓄金額の平均は、高校生は16万6039円、大学生などでは29万401円だった。前回と比較すると、高校生では4万9314円、大学生などでは2万2683円増加。預貯金をしている・預貯金をしたいと思っている理由は「将来のため」(58.1%)が最多となり、以下「万が一のときのため」(41.0%)、「買いたいものがあるため」(40.8%)と続いた。
投資を「している」と回答した人は9.2%、「していないが、したいと思う」は42.4%で、合計51.6%が投資に前向きであることが分かった。投資に前向きな人の割合は、男性では58.4%と、女性(44.8%)と比べて13.6ポイント高くなり、高校生では51.1%、大学生などでは52.3%と、どちらも半数を超えた。
調査は7月19〜20日、15〜19歳の学生1000人を対象にインターネットで実施した。
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