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西日暮里駅前の再開発、東急不動産が参加 竣工は30年度予定
東急不動産が、西日暮里駅前地区の再開発事業の参加組合員予定者に決まった。利便性が高く魅力的な観光地もある西日暮里駅前で、新旧が融合した街づくりを行い地域の活性化を狙う。
東急不動産が、西日暮里駅前地区の再開発事業の参加組合員予定者に決まった。西日暮里駅前地区市街地再開発準備組合が発表した。利便性が高く魅力的な観光地もある西日暮里駅前で、新旧が融合した街づくりを行い地域の活性化を狙う。解体工事は25年度以降、開始する。
当地区は、JR山手線・京浜東北線、東京メトロ千代田線、都営日暮里・舎人ライナーの4路線が利用可能で交通の利便性が高い。隣の日暮里駅からは、成田空港へダイレクトでアクセス可能である点からも人気だ。加えて、近年観光地として人気の「谷根千エリア」は外国人観光客も多く、文京エリアも徒歩圏という魅力のある地区とされる。一方で、広場や緑地の不足、相応の築年数を経過している建物が多いことが課題視されていた。
東急不動産はこうした課題を解決するため、各路線から徒歩1〜3分程度の場所にある約2万3000平方メートルの土地に、住宅・大規模商業施設・ホール(コンベンション施設)・事務所・文化交流施設・保育施設・屋上庭園などを企画。新旧が融合した街づくりを行う。2025年度以降に解体工事に着手し、30年度に竣工する予定だ。
東急不動産はこれまでも数々の再開発を手掛けてきた。インバウンド消費を狙った商業施設「東急プラザ銀座」(12年)、二子玉川再開発に伴う「二子玉川ライズ」(15年)が代表的だ。直近では、渋谷駅周辺の大規模再開発事業も進めている。
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