「HIROEN」でタイムマネジメントを見直す:6つのタスク(3/4 ページ)
タスクを設定する際に参考にしたいフレームに、「HIROEN(ヒロウエン)」があります。どういったフレームワークなのかというと……。
R:Request(依頼する)
仕事は一人で完結できるものはほとんどありません。この後出てくる「Operation」自分で何かを作業する場合、事前に誰かに依頼しておかなければならない仕事が大半のはずです。商品企画に所属しているならば、見積りの依頼やテストマーケティングの依頼、デザインの依頼など、自分の作業の前に依頼しておくことはたくさんあります。
自分ではできない依頼事項には何があり、いつ行うのかを定めることは、計画には必須の事項です。
O:Operate(作業する)
ほとんどの人の「タスク・リスト」には、この「Operate」の内容が列挙されているはずです。作業のなかでももっともわかりやすいタスクだからです。
通常は、この自分の行うべきタスクをこなすことができれば、仕事として最低条件はクリアすることになります。ただし、この「Operate」では、時間とクオリティが問題となります。最初に紹介した「Hear」によって期待されていることを確認した上で、必ず時間内に提出する必要があります。まさに、タイム・マネジメントの世界です。
E:Examine(調べる)
「Examine」とは、調べる、観察するという意味ですが、仕事においては、「内容を精査する」「事実をつかむ」「理由を分析する」といった意味として捉える必要があると思います。
例えば、自社製品の売り上げが悪く、至急、拡販計画を出す必要が出た場合、やみくもに案を出すだけではなく、そうなった理由を調査し、分析し、仮設を持った上で、アイデアをまとめることが必要になります。
ある意味、ここがビジネスセンスの発揮どころだと言えるでしょう。
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