コラム
「転職で年収アップするには〇〇」という言葉は、本当か嘘か:40万件以上のデータで分析(1/6 ページ)
「給与が上がらない」「物価が上がって生活が苦しい」といった理由で、転職を考えている人もいるはず。「年収アップの転職を考えるのなら、〇〇」といった文言を目にすることがあるが、これは本当なのか。膨大なデータを分析したところ……。
止まらない物価高や経済不安を背景に、自分の年収について考える機会が増えた方も多いのではないでしょうか。
自分の年収をアップさせる手段の一つとして「転職」を考えるといった声は少なくありません。実際に「年収アップなら外資系企業」「◯◯業界は高給」といった情報はSNSなどであふれていますが、そういった情報の全てが必ずしも自分にとっての正解を導き出すのに役立つとは限りません。
そこで、今回は当社(オープンワーク)が運営する転職・就職のための情報プラットフォーム「OpenWork」に投稿された40万件以上の年収データを元に算出した「年齢別年収」(※)機能を使い、年代別に推定年収が高い企業ランキングを作成。ランクインした企業を業界別/資本別の2軸で分析していきます。
※「年齢別年収」機能:OpenWorkに投稿された有効な年収データを統計的に処理し、推定した年収値と約80%の推定範囲です。個人の年収データやそれらの平均値ではなく、ある年齢および前後の年齢の複数のデータからOpenWork独自のアルゴリズムによって統計的に算出しています。このため、本記事ではある一定の年収データが集まった企業のみを対象としております。(本レポートではOpenWork「平均年収の高い企業ランキングTop100」ページより10月12日時点の数値を抜粋引用しています)
若手のうちから稼げる業界とは? ミドル・シニア世代になっても稼げる業界とは? 年収アップ転職なら外資一択なのか? 実際に投稿された社員のコミを紹介しながら、「転職するなら〇〇」のさまざまなうわさを解剖していきます。
関連記事
- 7割が「課長」になれない中で、5年後も食っていける人物
「いまの時代、7割は課長になれない」と言われているが、ビジネスパーソンはどのように対応すればいいのか。リクルートでフェローを務められ、その後、中学校の校長を務められた藤原和博さんに聞いた。 - 「辞めたけど良い会社」 ランキング ワースト30社の特徴は?
辞めたけれど良い会社は、どのような特徴があるのか。IT業界で働いた経験がある人に聞いた。 - 「適正に評価されているなあ」 30代の転職者がそのように感じる企業ランキング
転職した人は、転職先のことをどのように感じているのだろうか。オープンワークが「人事評価の適正感」が高い企業ランキングを作成。上位に並ぶ企業の特徴は……。 - 推定年収ランキングから見る、「40歳で男女とも高収入」企業の特徴
「男性に比べて女性の賃金は低い」といった指摘がありますが、実際のところどのくらいの差があるのでしょうか。転職・就職のための情報口コミサイト「OpenWork」に寄せられたデータを分析したところ……。
関連リンク
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.