コラム
「転職で年収アップするには〇〇」という言葉は、本当か嘘か:40万件以上のデータで分析(5/6 ページ)
「給与が上がらない」「物価が上がって生活が苦しい」といった理由で、転職を考えている人もいるはず。「年収アップの転職を考えるのなら、〇〇」といった文言を目にすることがあるが、これは本当なのか。膨大なデータを分析したところ……。
年収アップの転職先
【うわさ:その2】
「年収を上げるために、転職するならコンサルやIT企業!」は本当か?
→「(ほぼ)ホント」
全体を通してコンサルティング業界・IT業界企業が最も多いランクイン数となり、比較的高年収になりやすいである業界といえそうです。とはいえ、「どの年齢でトライするか」に関してはうわさを鵜呑(うの)みにせず慎重に判断するのが賢明と言えます。
【コンサルタント職の社員クチコミ】
「中途で入社するとさまざまなスキルについて、『当たり前にできること』として認識されるため、入社当初のプレッシャーはスゴい。急激な成長を求められる。特に前職で事業経験がない場合はよく注意しておかないと、すぐに周囲に差をつけられてしまう」
【IT企業の営業職の社員クチコミ】
「中途入社の場合、当たり前ですが即戦力を求められる。また、仕事を手取り足取り教える文化もないので、良い意味で好きなことができる」
【うわさ:その3】
「年収を上げるために、転職するなら外資系企業一択!」は本当か?
→「なんとも言えない」
以下の表の通り、25〜30歳/40歳時点では外資系/日系企業はほぼ同数となりますが、50〜55歳時点では日系企業が30社中の3分の2を占めて多数ランクインしました。この結果から、必ずしも「高年収=外資系一択」ではないので「絶対に外資!」とこだわるのは早計と言えそうです。
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