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著名人を起用するより安く済んだ? 伊藤園のCMに登場したAIタレント その舞台裏:SNSで反響(1/3 ページ)
伊藤園のテレビCMに登場したAIタレントが「本物の人間みたいだ」と話題になった。著名なタレントなどを起用する場合と比べて、製作コストは安く済んだのだろうか? その舞台裏を取材した。
伊藤園のテレビCMに登場したAIタレントが話題になっている。本物の人間にかなり近い見た目なので「ここまでAIでできるのか」といった驚きの声が多い。制作に至るまでにはどういった背景があったのか。また、どんな反響があったのか。同社広告宣伝部の上條裕介氏に話を聞いた。
話題となったCMでは、近未来を思わせる街を背景に快活な女性が登場する。手には伊藤園の「お〜いお茶 カテキン緑茶」を持っていて、見た目は中高年といった感じだが、次のシーンでは急に若返る。「未来の自分を、今からはじめる」というナレーションがあることから、年齢を重ねても元気でいるために、若いうちから健康習慣を始めようといったメッセージが伝わってくる内容だ。
AIタレントを生成したのはAI model社(東京都渋谷区)だ。AI技術で生成した各企業専属のオリジナルモデルを提供し、ブランディングやプロモーションの最適化などを実現するとしている。同社によるとAIタレントがテレビCMに登場するのは日本初だという。
「お〜いお茶 カテキン緑茶」は特定保健用食品で「血中コレステロールを減らす」「脂肪の吸収を抑え、体脂肪がつきにくい」といった点を訴求している。
AIタレントが登場したテレビCMは、商品のリニューアルに合わせて制作したという。伊藤園では他の商品のCMに著名なタレントなどを起用しているが、なぜ「お〜いお茶 カテキン緑茶」にAIモデルを登場させたのか。
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