サウナ&シャワー付きの「バス」が登場、中はどうなっているの?:移動空間「SAAMO」(1/2 ページ)
本格的な薪サウナと温冷水シャワー、電源を備えたオフグリッド移動空間「SAAMO」がローンチ。プロジェクトチームが詳細を発表した。
SUNDAY FUNDAY、アドレスホッパー、フェリックス、NODの4社で構成するSAAMOプロジェクトチームは11月21日、本格的な薪サウナと温冷水シャワー、電源を備えたオフグリッド移動空間「SAAMO」(呼称:サーモ)をローンチしたと発表した。
SAAMOとは
SAAMOは「Sauna as a movable oasis」の略称で、今後来るべきモビリティの未来に先駆けて、移動空間内での体験を構想し、社会実装するためのプロダクト。
KDDI総合研究所が推進するライフスタイルの共創イニシアチブ「FUTURE GATEWAY」の第1弾プロジェクトとして採択された。また経産省が主導する第5回事業再構築補助金を活用して、実装が進められてきた。
プロジェクトチームでは日野自動車の大型観光バス「日野セレガ」をリノベーションし、都市部でも自然の中でも、インフラや自然環境に依存することなく、サウナと冷水浴、休憩のセットを体験できるようにした。
「サウナは火や水など、モビリティ空間内で扱いにくい要素が多く、未来のモビリティを構想する上で面白いチャレンジになると考え、今回の企画に至った」(同チーム)としている。
下部トランクには給排水タンクや給湯、ポータブル電源を搭載。乗車部奥にはフィンランドNARVI社製の薪ストーブを備えた5人収容可能のサウナ室、乗車部手前には約4畳半の畳の和室空間を備えている。
約4畳半の畳の和室空間は装飾や什器のないフラットなつくりとなっており、サウナと合わせてさまざまな用途で利用可能。仕事や休憩、瞑想、茶を嗜(たしな)む、アートを鑑賞するなど、サウナに入ることで研ぎ澄まされた感性を生かしたコラボレーションが楽しめるとしている。
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