ニュース
USJ時代の構想から10年超 沖縄・新テーマパーク「ジャングリア」の舞台裏:森岡毅氏の熱意と狙い(2/4 ページ)
森岡毅氏率いるマーケティング会社「刀」が、沖縄本島北部で建設中のテーマパークの名称を発表した。名称は「ジャングリア」。
ところが、2016年5月、USJは突如、沖縄からの撤退を決める。前年に親会社が買収され、経営陣が入れ替わっており、判断が覆った。
森岡氏は共同通信の取材に「収益性は申し分なかった」と悔しさをにじませた。そして、諦めていなかった。
同年にUSJを退職し、マーケティング会社「刀」(大阪市)を設立。2018年8月には、沖縄を代表するオリオンビール、リウボウ、ゆがふホールディングスの地元3社に加え、近鉄グループホールディングスなどとテーマパークの開発を担うジャパンエンターテイメント社(名護市、加藤健史代表)を立ち上げた。
その後、建設地を今帰仁村と名護市にまたがるオリオン嵐山ゴルフ場に決定。ジャパンエンターテイメント社は環境影響評価などの手続きを終え、今年2月7日、ついに建設に着工した。
テーマパークの開発資金は600億〜700億円に上るという。
関連記事
- 「完全没入型テーマパーク」がお台場に誕生、どんなところなの?
2024年春、イマーシブ・テーマパーク「イマーシブ・フォート東京」が東京・お台場に開業する。手がけるのは、USJの経営再建で知られる森岡毅氏が率いる刀社だ。非日常の物語の登場人物となって没入する感覚を味わえるというが、どんな体験なのか。 - 観光用では国内初 JTBが沖縄に「人工浮島」を計画
JTB沖縄が沖縄県今帰仁村の古宇利島近くの海上に、マリンレジャー拠点となる巨大な人工浮島の設置を構想していることが4日までに分かった。
Copyright © The Okinawa Times All rights reserved.