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「完全没入型テーマパーク」がお台場に誕生、どんなところなの?:経済の「雑学」(1/4 ページ)
2024年春、イマーシブ・テーマパーク「イマーシブ・フォート東京」が東京・お台場に開業する。手がけるのは、USJの経営再建で知られる森岡毅氏が率いる刀社だ。非日常の物語の登場人物となって没入する感覚を味わえるというが、どんな体験なのか。
USJの経営再建で知られる森岡毅氏が率いる刀社(大阪市)は、世界的にも珍しいイマーシブ・テーマパーク「イマーシブ・フォート東京」を2024年春に開業すると発表した。22年3月に営業を終了した、東京・お台場の商業施設「ヴィーナスフォート」の建物を活用する。
全天候型の完全屋内型テーマパークであり、12種類のアトラクション、および6つの物販・飲食店舗を備える。
森岡氏によると、イマーシブは日本語で「完全没入体験」と表すそうだ。同テーマパークではゲストが物語の登場人物となり、その世界観に没入できるイマーシブシアターが繰り広げられる。画一的な体験ではなく、ゲストそれぞれに体験が異なる。ストーリーは非日常的で、強烈に揺さぶられる感情が強い没入につながるという。
森岡氏は「東京から世界最先端のイマーシブ・テーマパークを展開したい」と強い決意を示した。一体どんな体験ができるのか。
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