賃貸退去時のトラブル 3位「経年劣化の傷」、2位「元々あった傷」、1位は?
賃貸物件退去時のトラブル経験者304人はどんなトラブルを経験し、どのように対処したのか。AlbaLinkが調査結果を発表した。
賃貸物件を退去する際に、起こりがちなトラブルは何か。AlbaLink(東京都江東区)が調査結果を発表し、1位は「室内の傷・汚れを指摘された」(104人)だった。
回答者からは「子どもがふすまに落書きしたため、請求されることは分かっていた。『全てが汚い』といわれた」(30代女性)、「壁にヒビが入っていたので修繕費を請求された」(40代男性)といったコメントが寄せられた。
2位は「元々あった傷・汚れを指摘された」(66人)。「壁紙が変色していたので修繕費を要求された。自分が住み始めたときにはすでに変色していたため、不満が残った」(30代男性)といった声があった。3位の「経年劣化の傷・汚れを指摘された」(29人)には「壁紙の経年劣化による変色など、支払い義務がないものを請求されてしまった。後日不動産会社に勤めていた友人に話したところ『払わなくても良いのに』と言われ、悔しい思いをした」(30代女性)といった意見があった。
賃貸物件退去時に起きたトラブルへの対処法として、最も多くの回答が集まったのは「請求額通り払った」(111人)だった。「敷金では足りず、20万〜30万円ほど上乗せして請求された通りの金額を支払った。いわれるがまま支払ってしまい、10年以上経過した今思い出しても悔しい」(30代女性)、「当日現金一括で支払った。時間がないのと知識がないのとで、いわれた通りの金額を渡した」(50代男性)といった声があった。
2位は「交渉・抗議して支払わなかった」(54人)で「無理な使用はしていないので、経年劣化ではないかと主張したところ、請求なしになった。大きな請求額ではなかったが入居時に敷金礼金やクリーニング代を払っていたので、納得できず抗議した」(20代女性)といった意見が寄せられた。
3位の「第三者に相談した」(26人)には「国民生活センターに相談し、もらった資料を賃貸管理会社に提出したら、ふすまの変色についての請求はなくなった」(50代男性)といったコメントがあった。
過去、賃貸物件の退去時にトラブルを経験したことがある304人を対象に、インターネットで調査した。調査は10月29日〜11月12日。
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