ニュース
「この座椅子、色がダサい」と屈辱的ダメ出し! ドンキが新商品に採用した流行のカラーとは?(2/2 ページ)
ドンキはプライベートブランド(PB)「情熱価格」の商品に対する、利用者からのダメ出しを募集する特設サイトを運営している。「色がダサい」と指摘された座椅子をどのように改善したのだろうか?
どんな点を改良したのか
この声を受けて、担当者は改善に着手した。
まず、低反発ウレタンを厚くすることでもっちり感を向上。「使っているうちに、クッションがペッチャンコになってしまう」「お尻や太ももが痛くなる」という声に対応するとともに、フィット感の向上を目指した。
「色がダサい」という声を踏まえ、同社の女性社員にアンケートを実施。新たに、ピーチ、ミント、セサミラテという「くすみカラー」を厳選した。これらは近年流行している色で、彩度が低くグレーっぽさがあるのが特徴だ。
ドンキでは、若者を中心にくすみカラーが支持されていることを受け、さまざまな商品に同色を取り入れている。具体的には、ノイズキャンセリング対応のワイヤレスイヤホン、おもちのような感触のサンダル、フリル付きラグ、フリル付きフロアクッション、ビーズクッションなどだ。商品担当者によると、ニーズを探るために同社が意見交換会を実施した際、Z世代を中心にくすみカラーが流行していることが判明したという。
ドンキは、21年2月にプライベートブランド(PB)「情熱価格」をリニューアルすると同時に、ダメ出しを募集する特設サイトをオープンしている。もっちリラックス低反発座椅子が生まれた背景にはこの改革がある。「色がダサい」とダメ出しされ、改良した新しい座椅子は利用者の支持を得られるだろうか。
関連記事
- ドンキ社員にガングロギャルが痛烈ダメ出し!? 「ドンペン生誕祭」会議に集まった9人の女性
ドン・キホーテは9月8日から「ドンペン生誕祭」を開催する。イベントの一環として、商品開発会議にファンを呼んだ。どんな狙いがあるのか。 - ドンキの「着るこたつ」が「動けるこたつ」に進化! 物価高なのに、2000円値下げできた意外なワケ
ユーザーからの“ダメ出し”をもとに改良したところ、結果的に値下げにも成功した商品がある。ドン・キホーテで今年10月から発売している“着るこたつ”こと「動けるこたつウェア」だ。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.