このまま今の仕事をしていて良いのか──「キャリア迷子」から脱却するヒント:仕事を楽しむための「セルフリーダーシップ」入門(1)(2/2 ページ)
キャリアの方向性を定めていく20〜30代のビジネスパーソンを中心に、自分の将来を考える際「本当に今の状況で良いのか?」と不安になる方は少なくないでしょう。本記事では、たとえどのような状況に置かれても、その状況を自分のプラスに変えていくヒントをご紹介します。
自分を進化させるプロセスを楽しんでいこう
では、セルフリーダーシップとは何かということをお伝えしていきます。
まず、セルフリーダーシップの定義は「自分起点で動くことで、より良い状況を自ら作っていく力」です。
たとえ、仕事の中で壁にぶつかったとしても環境のせいにせず「この状況で自分は何ができるのだろう?」と主体的に考えることで、“自分ができること”のアンテナが立ち、業務へ向き合うスタンスが変わっていきます。
アンテナが立つことで、業務の見え方ががらりと変わり、自分が思う以上に、日常にもできることがたくさんあることに気が付きます。今いる職場でも、自ら楽しみを見いだせるようになっていくのです。
そうなると、環境が変わらずとも吸収できることが格段に増え、成長スピードが何倍にもなります。そして、自ずと成功体験が増えていき、それを積み上げていくと、気づいたら大きな成果につながっていたり、新たなチャンスが舞い込んできたりします。
結果的に、自分が望む状況に、自分の力で変えていけるのです。
最後に、セルフリーダーシップを高める「セルフトーク(自分へかけてあげると有効なメッセージ)」をいくつかご紹介します(以下、画像参照)。
自分から考え行動していくと葛藤(=モヤモヤ)も増え、マイナスな気持ちも必ず味わうことになります。しかしそれは、セルフリーダーシップを獲得していく過程で誰もが通る道です。「モヤモヤも致し方ない、当然のプロセスだ」と受け止め、徐々に変化していく自分に目を向けて、自分の進化を存分に楽しんでみませんか。
次回以降は、セルフリーダーシップを発揮するための、さらに具体的な方法を紹介していきます。
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