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サラダに「カエル混入」は新鮮な証し? ネット社会では相次ぐ寛容論(3/3 ページ)

ファミリーレストランの全国チェーン「サイゼリヤ」が展開する関東の3店舗で10月、サラダに生きたカエルが混入していたことが明らかになった。レタスに付着したまま工場での検品をすり抜け、テーブルに並んだ可能性が高い。

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産経新聞
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人体への影響「確認されず」

 商品のサラダへのカエル混入は、過去にもたびたび起きている。

 今年5月、うどんチェーンの「丸亀製麺」(東京都渋谷区)の店舗が持ち帰り用に販売した生野菜入り「丸亀シェイクうどん」へのカエルの混入が発覚。同社は野菜の加工工場で混入したと判断し全国でシェイクうどんの販売を一時休止した。

 長野県上田市の「イトーヨーカドー」店舗でも同月、サラダにカエルとみられる異物が混入し、保健所が工場に立ち入り検査を実施している。

 カエルの活動期は冬眠の時期を除いた春から秋にかけて。生態に詳しい茶臼山高原両生類研究所(同県根羽村)の熊谷聖秀館長(73)は、カエルが野菜に付着する理由について「虫を食べたり、葉の隙間に入り込んで寒さをしのいだりするためだろう」と説明。

 人間がアマガエルを口にした場合について「人体への大きな影響は確認されていない」とし、「農薬でしっかり消毒が施された野菜であれば、(虫を食べるために)カエルが葉に引っ付く可能性は低い」と話している。(岡嶋大城)

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