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「未利用魚のサブスク」会員が1万人を突破 “売れなかった魚”がなぜウケているのか3分インタビュー(3/3 ページ)

廃棄されていた魚を販売したところ、会員が1万人を突破したサービスがある。その名は「Fishlle!(フィシュル)」。なぜ人気を集めているのかというと……。

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海外展開も視野に

――現状の課題を教えてください。

井口: 先ほど「会員数が1万人を突破した」といった話をしました。未利用魚を使ったサービスを応援してくれる人はたくさんいるといった印象を受けているのですが、とはいえマジョリティーではありません。環境に優しいという側面を残しつつも、商品開発にもっとチカラを入れていかなければいけません。


日本の総水揚げ量

ベンナーズの井口剛志社長

 あと、日本だけでなく、海外にも展開したいですね。特に、東南アジアの国や地域に注目しています。日本でつくった商品を輸出するところから始めて、将来的には現地で「仕入れ→開発→販売」といったビジネスモデルを広げていきたいですね。

 日本には「未利用魚」という言葉があって、市場に出回らない魚がある、という認識が広がっていますが、海外では違う。「食べられる魚=市場に出回っているものだけ」といった認識をもっている人が多いので、ビジネスモデルを輸出することで「市場に流通していない魚でも食べられる」ことを広げていきたいですね。

(終わり)

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