2024年の飲食店トレンド 経営者は「どの街」に注目?(2/2 ページ)
「街と食トレンド」に関するアンケート調査を実施した。飲食店経営者・運営者に調査したところ、2024年の注目すべきグルメタウンや、外食トレンドが見えてきた。
24年、流行りそうな外食トレンドは?
メニューや業態、コンセプトなど、24年に流行りそうな外食トレンドも調査した。グローバルなイベントやコロナ禍の反動、健康志向などから、さまざまな外食トレンドが挙げられた。
コロナ禍が追い風となった「低アルコール・ノンアルコール」は24年も継続的に流行るとの予測だ。「カフェメニュー(ノンアルドリンク&スイーツ)とカクテルメニュー(酒メニュー)両方とも豊富な夜カフェが充実してきていて、飲む人と飲まない人が一緒に楽しめるようになっている」といった回答が見られた。
健康関連からは、近年話題の「低糖質・低カロリー専門店」「免疫UPや健康志向、ベジタリアンやヴィーガン」が挙がった。また「お客様参加型エンターテイメントレストラン」や「調理ロボットを使った『oh my DOT』のような飲食店」などの体験型や調理ロボットが流行ると予想する声もあった。
さらに、24年はパリ五輪が開催されることから「パリスイーツ」や、日本の気候が南国化してきたことに由来して「東南アジアスイーツ」を予測する人もいた。
トレンドの回答者に流行ると思った理由を尋ねたところ、「店舗視察をする中で、感じたから」(39.8%)という意見が最も多かった。以降は「SNSで見かけるから」(17.9%)、「テレビや雑誌で見かけるから」(15.8%)と続いた。
調査は11月27日〜12月3日に、飲食店ドットコム会員(飲食店経営者・運営者)279人を対象にインターネットで実施した。ランキング対象は、東京・日本橋、銀座・有楽町、神楽坂・四谷三丁目、麻布十番・六本木、青山一丁目・表参道、渋谷、恵比寿、目黒、中目黒、三軒茶屋、祐天寺・学芸大学・都立大学、代々木上原、下北沢、中野・高円寺、浅草・押上、北千住、門前仲町・清澄白河、錦糸町とその他。
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