派遣で働くことにした理由 「高時給」を抑えた、1位は?:日本の派遣社員は149万人に
エンバイトを運営するエン・ジャパンの調査によると、68.0%の人が「派遣で働いた経験」があることが分かった。派遣で働くのはなぜか、「高時給」を抑えた1位は?
2022年時点で、日本では149万人が派遣社員として働いている(総務省の労働力調査より)。エン・ジャパンが運営する「エン・バイト」のサイト利用者に対して調査を実施したところ、「現在、派遣で就業している」(21.0%)、「過去に派遣で働いたことがある」(47.0%)を合わせた68.0%の人が「派遣で働いた経験」があることが分かった。
どのような理由から、派遣で働くことを選んだのだろうか。
なぜ、派遣で働く 「高時給」を上回る1位は?
派遣で働くことにした理由で最も多かったのは「すぐに仕事に就きたいから」(47.0%)だった。以降「時給が高いから」(45.0%)、「短期・単発などの仕事が豊富にあるから」(39.0%)、「派遣会社が間に入ってサポートしてくれるから」(26.0%)と続いた。
派遣で働いて良かったことでも、トップは「すぐに仕事に就けた」(48.0%)だった。「勤務時間や曜日を選べた」(45.0%)、「時給が高かった」(42.0%)という声も目立った。
「すぐに仕事に就けた」と回答した人からは、「単発ですぐにお仕事ができることと、仕事内容が選べることが良かった。登録した派遣会社の担当の説明が分かりやすかったので、安心して仕事に就けた」(30代・女性)などの意見があった。
また「勤務時間や曜日を選べた」「時給が高かった」と答えた人からは、「ダブルワークをしているため、時間の融通が利きとても助かっている」(30代・男性)、「時給が高い上に、残業代もしっかり出してくれた」(40代・男性)などのエピソードが寄せられた。
派遣以外の雇用形態を希望している、派遣経験のない人にその理由を尋ねたところ、最も多く挙がったのは「働ける期間が限定されているから」(36.0%)だった。そのほか「派遣の仕組みがよく分からないから」(32.0%)、「求めている待遇に合わないから」(31.0%)という声も目立った。
調査は、8月29日〜9月27日にインターネットにて実施。「エン・アルバイト」サイト利用者1541人を対象とした。
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