ボーナスの平均額が高い業種 104万円の「金融業」を抑えた1位は?:日本労働産業ユニオン調べ
業種別でボーナスの平均額はどれくらい差があるのだろうか? 3位は「不動産」、2位は「金融」だった。1位は?
業種別でボーナスの平均額はどれくらい差があるのだろうか? 日本労働産業ユニオン(東京都渋谷区)の調査によると、3位は「不動産」(平均89万円)、2位は「金融」(同104万円)だった。1位は?
業種別ボーナスランキング、1位は?
1位は「建設」(同109万円)だった。日本労働産業ユニオンは、この結果について「一級建築士など資格やスキルを保有していると、ボーナス金額を含めて年収が大幅に上がりやすく、これがボーナス平均額を高めた要因」と分析している。
2位の金融は、業種内での個人ごとのボーナス金額に大幅に差があるわけではなく、ボーナスの金額は安定して高い傾向にあるという。
3位の不動産については「不動産市況に大きく左右されるため、市場の動向がボーナスに大きな影響を与えます。また、営業成績など個人のパフォーマンスも大きく影響するため、人によってボーナス金額の幅が開いていると考えられる」とコメントした。
4位は「製造」(同85万円)だった。「景気循環に敏感で、業績に連動することが多いため業績や景気が好調な時期にはボーナスが増額される傾向にある」という。
5位は「IT・情報通信」(同82万円)となった。この業界は急速な技術進化と競争が激しく、高いスキルと実績が報酬につながる。プロジェクトの成功や成果に応じたボーナスが支給され、専門知識とスキルの向上が求められるが、市場価値の高いスキルを持っている人材はフリーランスに転身することもあるため、全体のボーナス金額は他の業種と比べて低い結果になった、と分析している。
調査は、全国の20〜69歳の男女500人を対象にインターネットで実施した。期間は8月29日〜9月10日。
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