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なぜ人は「ゼルダの伝説」にハマるのか? マリオのユーザー体験と比較して分かったことグッドパッチとUXの話をしようか(1/4 ページ)

5月12日に発売された「ゼルダの伝説」の最新作が、発売たった3日で世界販売本数1000万本を突破した。30年以上も愛されるゲームの魅力とはなにか? なぜ人は「ゼルダの伝説」にハマるのか? ユーザー体験(UX)の観点からひも解いていく。

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連載:グッドパッチとUXの話をしようか

「あの商品はどうして人気?」「あのブームはなぜ起きた?」その裏側にはユーザーの心を掴む仕掛けがある──。この連載では、アプリやサービスのユーザー体験(UX)を考える専門家、グッドパッチのUXデザイナーが今話題のサービスやプロダクトをUXの視点で解説。マーケティングにも生きる、UXの心得をお届けします。

 5月12日、人気ゲームシリーズ「ゼルダの伝説」の新作「ゼルダの伝説 ティアーズ オブ ザ キングダム」が発売されました。2900万本も売れた前作「ゼルダの伝説 ブレス オブ ザ ワイルド」の続編ということもあり、SNS上では発売を心待ちにする声が多く見られました。

 実際、任天堂は17日に発売3日で世界販売本数が1000万本(うち国内販売本数224万本)を突破したと発表しています。世界中のプレイヤーが新作の虜になっていることがよく分かるでしょう。


待望の「ゼルダの伝説 ティアーズ オブ ザ キングダム」が発売された(画像:ゼルダの伝説 ティアーズ オブ ザ キングダム公式Webサイトより)

 ゼルダの伝説が初めて発売されたのは1986年。誕生から37年経ってもなお、多くの続編を産み進化を続けるゼルダシリーズには、たくさんの「愛される理由」があります。

 今回は「なぜゼルダシリーズが愛され続けるのか」について、そこに潜むユーザー体験を、大人気ゲーム「マリオシリーズ」とも比較しながら解説していきます。

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