2023年の海外旅行先、8割が「妥協」 本当に行きたい国は?:予算も調査
海外旅行には行きたいが、8割が「金銭や時間的制約からなかなか希望通りの旅先に行けていない」ことが分かった。本当はどの国に旅行に行きたかったのかというと……?
2023年4月末に新型コロナウイルスの水際対策が終了して以降、国内外への関心が高まっている。ソニー銀行の調査によると、29.6%が「今年海外旅行に行く予定がある(日程や渡航先まで決まっている、明確ではないが予定している)」と回答していることが分かった。
彼らの行き先として最も多かったのは「米国(ハワイ、グアムなどを含む)」(23.6%)で、2位は「韓国」(17.5%)、3位は「台湾」(12.8%)と続いた。
しかし、84.5%が「お金や時間に制限がないとした時に本当に行ってみたい旅行先は別にある」と回答しており、8割以上が旅行先を妥協していることが分かった。
「十分な旅行期間が取れないため」(57.6%)、「予算内に収めるため」(32.0%)などの理由が挙げられたが、本当に行きたい海外旅行先はどこなのだろうか?
本当に行きたい国は? 特定地域に集中
本当に行きたい旅行先1位は「米国(ハワイ、グアムなどを含む)」(18.4%)だった。以降、「イタリア」「フランス」(ともに12.0%)、「英国」(5.6%)、「スペイン」(4.8%)と続いた。トップの米国を除き、費用も時間もかかる欧州に人気が集まった。
海外旅行の予算についてはどう考えているのだろうか? 今後も円安が継続すると予想される中、海外旅行に行く予定があると回答した人に尋ねたところ、1人当たりの平均額は「10万以上20万円未満」(24.3%)が最多だった。2位は「10万円未満」(18.9%)、3位は「20万以上30万円未満」(16.2%)という結果に。
今年は円安の影響で旅行時の予算を気にする回答者も多かったようだ。海外旅行に向けてお金の面で工夫している点については「旅程をあらかじめ決めておき、何にいくらかけるか考えておく」(35.8%)、「航空会社のマイルを貯める、活用する」(30.6%)、「宿泊先をできるだけ安い場所にする」(26.4%)といった意見が見られた。
調査は、海外旅行経験のある全国20〜59歳の男女500人を対象にインターネットで実施した。期間は8月16〜22日。
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