ブルドックソースの容器が「□→〇」に 「見つけられない!」遭難者が続出:「次の駅まで」に読めるハナシ(1/2 ページ)
ブルドックソースの容器が変更したことをご存じだろうか。四角い形状から丸くなったことで、消費者から「見つけられない」といった声が出ている。そもそも、なぜソースの容器は四角かったのか。取材したところ……。
調味料メーカー「ブルドックソース」(東京都中央区)の定番ソースといえば、四角い容器を想像する人が多いと思うが、今年の9月に変更したことをご存じだろうか。「丸」である。「ウスターソース」「中濃ソース」「とんかつソース」「うまソース」の容器が丸くなっていて、スーパーに足を運んでも「見つけられない」といった声が飛び交っているのだ。
SNSのコメントを見ると「マジでわからなくて、しばらく棚の前をうろついていました」「なかなか見つけられず、店員さんに聞いてようやく買えました」といった具合に、“ソース遭難者”が続出しているようだ。
容器を変更した理由について、同社に取材したところ、お客からの声が影響しているとのこと。「従来の容器に対して、『キャップがすべってあけにくい』『キャップがソースで汚れる』といった意見がありました。以前から、こうした課題を解決しなければいけないと受け止めていまして、新しい容器の開発は数年前から取り組んでいました」(経営企画室の広報担当者)
従来の中栓をなくしてワンタッチで開封できるようにしたり、手にフィットするようにくびれを入れて持ちやすいようにしたり、ラベルにミシン目を入れてはがしやすくしたり。変更ポイントがいくつかある中で、特にこだわったのは「出し心地」である。四角い容器のときには、使っているとソースがたれて汚れることが多かったが、この問題をどのようにして解決したのか。
「ソースが出てくる形状の大きさや角度を調整したのでは?」などと思われたかもしれないが、もちろんそれも欠かせない。特に難しかったのは、容器の側面を押したときに「スーっ」と出すこと。うまく出すためにやわらかくする必要があったが、やわらかくし過ぎれば強度に問題が出てくる。このバランスが難しく、何度も何度も試行を重ねたという。
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