アルバイトが集まりやすいブランド 3位「カルディ」、2位「セリア」、1位は?
アルバイトの採用に強いブランドはどこか。50ブランドを対象に実施した調査結果を、ツナグ働き方研究所が発表した。
アルバイトの「採用力」が高いブランドは何か。ツナググループ・ホールディングス(東京都千代田区)の運営する調査機関・ツナグ働き方研究所が調査結果を発表し、1位は「ダイソー」が獲得した。2位は「セリア」、3位は「カルディコーヒーファーム」が続き、前年調査と同じ顔ぶれがトップ3にランクインした。
アルバイトを選択する際に重視する9因子を抽出し、その重視度において「採用力偏差値」を算出。アルバイト勤務先として代表的な50ブランドを対象に各因子の評価を調査し、評価ポイントに採用力偏差値の加重値を掛け合わせ、合計値をランク付けした。
1位のダイソーは「場所」「安全」「時間」といった求職者の重視度が高い項目で高評価を獲得した。2位のセリアは、前回調査で首位だった「仕事/現実」のスコアでダイソーに逆転を許した。
今回の調査では、コロナ明けでファッションへの興味が高まったこともあり、前年19位の「ユニクロ」(今回6位)、同22位の「GU(ジーユー)」(同16位)など、アパレル企業が躍進した。ユニクロは「給与」の評価が急上昇した。入社時給与が競合他社より頭一つ抜けて高いことに加え、昇給システムが整備されているとの声があった。
アルバイトを選択する際に重視する項目では「安全」「場所」「仕事/現実」がトップ3にランクインし、コロナ前の2019年と同じ結果に。同社は「ベーシックな項目を重視する方向へと回帰していることからも、アルバイト探しにおけるコロナ影響は収束した」と分析する。
8月25日〜9月7日にインターネットで調査した。対象は全国の16〜69歳男女かつ、業種を問わずパート・アルバイトとして求職経験が2年以内にある求職者または現就業者で、有効回答数は1200件。
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