コラム
「猛烈に働くこと。それが健全な働き方」 それって“とりあえずやる教”かも:その作業ムダムダ(1/2 ページ)
「猛烈に動くこと! 動きまわり続けること!」――。それこそが成果を出す健全な仕事の進め方だと疑わない人がいますが、本当にそうなの?
猛烈に動くこと! 動きまわり続けること!
それこそが成果を出す健全な仕事の進め方だと疑わない人がいます。必死で動き続けるのが仕事であり、その内容には無頓着です。
ただ作業を積み重ねるのが仕事であり、それが自己の成長につながる時代はもちろんありました。ただデジタル技術が進歩して単純作業をたくさんこなすことが仕事のスキルではなくなる時代です。
これは極端なたとえですが「川で洗濯をすることを否定はしませんが、洗濯機を使っても良いんじゃない。乾燥機つきもありますよ」と言いたいのです。
ひと昔まえのやり方を踏襲して、一生懸命にやっている気持ちはわかります。ただ、川で手洗いするよりも洗濯機のボタンを一つ押す方が、洗い上がりは綺麗なのにもかかわらず「朝から川まで歩いていき、何十枚も手で洗い続けたのですよ! とにかく1日中必死で働いています」と苦しんでいる人がいたら「洗濯機を買った方が良いですよ」と言いたくなるのではないでしょうか。
実は、これと同じようなことが職場でも起きています。
例えば、ちょっとしたメールを確認するためだけに土日に職場へ行くような人がいます。スマホにメールアカウントを登録しておけば解決します。
「コンプライアンスやセキュリティの取り決めがあるんです!」
と言いたい気持ちは理解できます。
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