コラム
「有名チェーン店」が店を出す駅、出さない駅を可視化してみた:データに隠された真実(1/4 ページ)
駅のまわりにどんなカフェチェーンがあるのか。「路線図風に表したらわかりやすいかも」と思い、可視化してみました。
駅のまわりにどんなカフェチェーンがあるのか……「路線図風に表したらわかりやすいかも」と思い、可視化してみました。題して「カフェ路線図」です。
東急東横線
まず手始めに、渋谷と横浜を結ぶ東急東横線を見てみましょう(図1)。
スターバックスがある駅と、ドトールがある駅の違いに気づいた方は鋭い観察眼をお持ちです。スターバックスは「corner of Main & Main」と呼ばれるコンセプトを掲げ、駅周辺や繁華街など人通りの多い場所や、観光地、歴史的建造物などの目立つ場所に優先的に出店してきました。
一方、ドトールは小さな駅にも幅広く出店しています。
スターバックスとはターゲットの顧客層が異なるので一概に比較できませんが、立地条件を低くし、目立ちにくい場所や店舗面積の狭い物件にも積極的に出店することで、結果的にスターバックスと棲(す)み分けができているように見えます。
各駅の充実度に着目すると、ターミナルの渋谷と横浜は主要 7チェーンをすべて制覇しています。ファストフードやファストファッションのお店なども載せてみましたが、ほとんどのチェーンに「○」がつきました(渋谷には2022 年までケンタッキー・フライドチキンの道玄坂店がありました)。
休日に買い物客でにぎわう自由が丘、タワーマンションとショッピングモールが林立する武蔵小杉もなかなかの充実ぶりです。横浜より先、みなとみらい線は横浜市の中心市街地をかすめるように走っていて、カフェ巡りはもちろん街歩きが楽しい路線です。
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