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「日本一高いビル」「1室200億円超」 麻布台ヒルズは確かにスゴいが、気になったいくつかのこと長浜淳之介のトレンドアンテナ(3/6 ページ)

長い年月を経て、ようやく完成した麻布台ヒルズ。森ビルの「ヒルズ」としては8つ目の施設となる。いったいどんな施設なのか。森ビルのどんなノウハウが詰まっているのかなどを合わせ、あらためて解説していく。

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「住まう」を重視した施設

 森JPタワーの7〜52階、レジデンスB、ガーデンプラザに広がるオフィスは、総貸室面積約21万平方メートルに及び、約2万人の就業を計画している。住宅戸数は約1400戸。居住者数は約3500人を想定する。六本木ヒルズは793戸、虎ノ門ヒルズは720戸なので、およそ2倍の規模だ。


麻布台ヒルズレジデンス(イメージ、提供:森ビル)

 事実、麻布台ヒルズは「住まうこと」を重視した施設といえる。ヒルズ内に、インターナショナルスクールの「ブリティッシュ・スクール・イン 東京」を設置。同校は、日本にいながら英国式の教育を受けられる教育機関として知られる。3〜18才の約60の国籍からなる、1100人近くの生徒が学んでいる。


ブリティッシュ・スクール・イン・東京(提供:森ビル)

 森JPタワー5〜6階には、慶應義塾大学病院予防医療センターも構える。同センターは12年に慶應義塾病院内でオープン。検査枠を増やして予約困難な状況を改善し、このたび拡張移転した。


慶應義塾大学予備医療センター(提供:森ビル)

 森ビルは麻布台ヒルズの位置付けについて「アークヒルズに近接し、文化都心・六本木ヒルズとグローバルビジネスセンター・虎ノ門ヒルズの中間に位置している。それぞれの個性を持ったヒルズがつながり、住宅・オフィス・文化施設・商業施設などの都市機能がさらに集積することで、都市に生きる豊かさがさらに広がる。まさに新時代の東京を象徴するエリアだ」としている。

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