貸オフィス選びで「チェックすべき条件」 賃料を除いた1位は?
アットホームは「不動産のプロが選ぶ!『貸オフィスを選ぶ際にチェックするべきポイント』ランキング」を発表した。賃料を除いたランキングで1位になったのは?
働き方の多様化に伴い、テレワーク用に法人や個人がコワーキングオフィスや貸オフィスを契約することも増えた。さまざまな貸オフィスがある中で、どのような点に注意すべきか。
アットホーム(東京都大田区)は貸オフィスを仲介したことがある全国のアットホーム加盟店を対象に、賃料を除いた「貸オフィスを選ぶ際にチェックするべきポイント」を調査した。貸オフィスを借りたい人が確認するべき条件は何だったのか?
貸オフィスを借りる人が確認すべき条件、1位は?
1位は「広さ(従業員数や業務に適しているか)」 (58.3%)で、約6割に上った。広さはオフィスのレイアウトを計画する上で非常に重要で、従業員数に応じたデスク配置や会議室・休憩エリアの数、従業員はもちろん来客の動線も考える必要がある。
一方で、近年は働き方も変化しており、複数の企業・個人がそれぞれの個室を利用する「シェアオフィス」や、オープンスペースを共同で利用する「コワーキングスペース」にも注目が集まるようになった。こういった実態を踏まえて、アットホームは「貸オフィスを探す上では、事業規模や勤務形態も考慮しなければならない」とコメントしている。
2位は「利用時間(夜間の利用に制限があるか)」(53.7%)、3位は「礼金、敷金、保証金」(53.3%)だった。4位以下は「交通の利便性(取引先、営業に行きやすいか)」(52.4%)、「現状回帰費用」(51.9%)と続いた。
確認するべき「仕様・設備」は?
貸オフィスを借りる人が確認するべき「仕様・設備」の1位は「駐車場の有無」(60.7%)だった。オフィスの所在地によっては、従業員の通勤や営業活動、来客のために確保が求められることから、重視する人が多いようだ。アットホームは「オフィスに駐車場が確保できない場合は、周辺に貸駐車場やコインパーキングがあるか把握する必要がある」とコメントしている。
2位は「スケルトンか居抜きか」(54.7%)、3位は「インターネット回線の有無」(52.4%)、4位は「空調設備」(51.7%)、5位は「トイレ・給湯室」(50.9%)という結果だった。
調査対象となった、貸オフィスを仲介したことがある全国のアットホーム加盟店のスタッフからは「駅から近く、価格が抑えられた物件はすぐに成約になる傾向があります」「『事務所』の看板がつけられるかどうかは事前に確認することが大事です」「駐輪場や駐車場スペースを気にする人が多かったです」などの回答が挙げられた。
調査は2023年9月6〜13日にインターネットにて実施した。有効回答数は702件。
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