連載
壁打ち、英語で返信……生成AIおすすめプロンプト3選:今からでも遅くない!(3/3 ページ)
今回は「英語のメールに返信する」「イベントの企画を考える」「身勝手な後輩への対応方法を相談する」――という3つのビジネスシーンを想定。生成AIにどのような質問を投げかければ課題解決に役立つのか、具体的なプロンプトを紹介したい。
自分勝手な行動をとる後輩への対応方法を相談する
対応に苦慮する人間関係の問題について、ChatGPTに相談することもできる。もちろん、ChatGPTの答えが必ずしも正解とは限らないが、現実的な対処方法が提案されるので、困ったときのヒントとしては大いに役立つだろう。
提案された対応を実践した結果について、「〜〜を実施しましたが、〜〜という結果でした。これに対する適切な対応は?」のように相談を続けることもできる。相手が人ではないので、遠慮なく何度でも相談できる点もメリットだろう。
ChatGPTを活用していく上でまず必要になるのは「ともかく使ってみる」姿勢だ。一度試してうまくいかなかったからといって、そこで使うのをやめてしまえば、いつまでたっても使いこなせるようにならない。実際、最初から意図した通りの回答がうまく引き出せないケースもあるだろうが、質問の仕方を変えたり情報を追加したりするうちに、最適解が見つかることも多い。まずは実際に触り、試行錯誤してみることが大切だ。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
関連記事
2024年、生成AIはどう進化する? 「カスタマイズ」「マルチモーダル化」から考える
ChatGPTの登場を発端に生成AIが一大トレンドとなったこの1年。ビジネスパーソンの仕事の仕方、仕事に対する考え方にも大きな影響をおよぼした。2023年生成AIを「ビジネス活用」の視点で振り返り、24年にはどう進化していくのかを予測した。
生成AIを「利用しない」リスクとは 村田製作所が全社導入した理由
連載「生成AI 動き始めた企業たち」第10回は、村田製作所を取り上げる。スマートフォンやPCで使われる電子部品の生産・開発は世界でもトップクラスのシェアを誇る同社。長年、DXにも注力し、AI開発にも力を入れる。同社の強みはどこにあるのか――。
分析作業、9時間→6分に パナソニック流、生成AIの活用法
「生成AI 動き始めた企業たち」第6回はパナソニック コネクトを取り上げる。これまで9時間かかったアンケート分析業務を6分に短縮できたと発表し、話題を呼んだ同社。いかにして生成AIの業務活用を進めているのか。
東京都、生成AIをどう利用? 最大の効果は「時短」ではなく……
8月から文章生成AIの全局導入を始めた東京都は、生成AIのメリットについて「単純な業務時間の短縮効果にとどまらない」とする。導入から約3カ月。東京都が生成AI活用を通じて得た「時短効果」以上の手応えとは――。
ChatGPT、神戸市はどう活用? 職員の負担を半減させたテクニックとは
DXの先進自治体として知られる神戸市。5月に他の自治体に先駆けて、生成AIの利用に関する条例を制定し、6月から対話型AI「ChatGPT」の試験利用を進めている。市では現在、生成AIをどのように活用しているのか。条例やガイドラインはどのように整備していったのか。



