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オンライン会議のモヤモヤ 「議論がズレる」「日程が合わない」を上回ったのは?

社内会議について働く人々はどのような課題を感じているのか。弁護士ドットコム(東京都港区)が調査結果を公開した。

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 ハイブリットワークが浸透しオンライン会議も当たり前となった昨今、社内会議について働く人々はどのような課題を感じているのか。弁護士ドットコム(東京都港区)が調査結果を公開した。

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ハイブリットワーク時代の社内会議の実態調査(ゲッティイメージズ)

 社内会議について、課題を「とても感じている」「まあ感じている」という回答が最も多い役職は、管理職クラスとなり58.3%に上った。一方で経営層・役員クラスは48.9%、一般社員クラスは46.7%となり、管理職クラスが特に会議に対して課題感を抱いていることが明らかとなった。

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会議への課題意識(弁護士ドットコム調べ)

オンライン会議の課題TOP3

 具体的な課題について、経営層・役員クラスで最も多い回答は「話が違う方向にずれる」で31.9%。「出席者の日程調整が難しい」(29.8%)、「準備ができていない」(23.4%)と続いた。

 管理職クラスでは「いつも同じ人が発言している」が最多となり42.2%。「話が違う方向にずれる」(42.0%)、「出席者の日程調整が難しい」(36.5%)と続いた。

 一般社員クラスでは、管理職クラス同様「いつも同じ人が発言している」が最多の31.8%。「出席者の日程調整が難しい」(31.8%)、「準備ができていない」(26.1%)」と続いた。

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課題と感じる点(弁護士ドットコム調べ)

 何気なく参加している会議は「ほとんどない」という回答は、経営層・役員クラスでは76.6%を占めた。対して、管理職クラスでは46.3.%、一般社員クラスでは47.9%となり、経営層・役員クラスと比べ、それぞれ約30ポイントの差が見られた。経営層とその他のクラスの間で、会議参加に対する意識に差異があることが明らかとなった。

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何気なく参加している会議の割合(弁護士ドットコム調べ)

 一日の中で、1時間超の社内会議は何割程度あるのか。「ほぼ全て」「7〜9割程度」という回答は、経営層・役員クラスでは8.6%にとどまる結果に。一方で、管理職クラスでは21.3%、一般社員クラスでは19.5%となった。

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1時間超の会議の割合(弁護士ドットコム調べ)

 会議後のネクストステップについて、経営層・役員クラスの80.9%が「必ず決めている」「決めることが多い」とした。一方で、管理職クラスでは57.8%、一般社員クラスでは54.4%に留まり、ネクストステップに対する意識に差が見られた。

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会議後のネクストステップの設定(弁護士ドットコム調べ)

 調査は9月28日〜10月5日にインターネットで実施。同社のサービスを利用している694人から回答を得た。

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