結果を変えるには、行動を変えるしかない?(2/4 ページ)
年が新たになると、新しい目標や決意をする人も多いと思います。1年を振り返り、「また同じような1年を繰り返してしまった」など、必ずしも十分な結果を出すことができなかったと考える人も少なくないでしょう。果がどうであれ、現在の結果は……。
ここ1年間の手帳やスケジュール管理のアプリを確認し、予定やタスク、活動をよく見てみましょう。できれば、自分が誰に対して何をしたかという行動レベルまで振り返ってみましょう。
自分の行動を冷静に振り返ってみると、意外なほど自分から能動的に行動を起こしたことが少ないことに気がつきます。おそらく、大半の行動が「上司からの指示」「お客さんからの指示」「いつものルーティンワーク」のどれかではないでしょうか。
つまり、「行動が変わらなければ結果は変わらない」と理解していても、実際に自ら行動を変えようとした人は少ないのではないでしょうか。
この状態で結果が変わることを望むのは、奇跡的な偶然が重ならない限り難しいことです。そして何を望むかと言えば、「上司からの指示」「顧客からの指示」「部下の行動」が変わることを望むわけです。
タイム・マネジメントの観点から見れば、自分でコントロールできることは、自分の考えと行動だけです。上司、顧客、部下の行動をコントロールすることはできません。できるとすれば、あなたの行動によって影響を与えることでしょう。
そして、結果についても同様です。結果に影響を与えることはできますが、コントロールすることはできません。しかし、どうしても、「売上数字」「人事評価」「受注本数」といった結果ばかりに目がいきがちです。残念ながら、その結果はすべて自分の行動から生まれたものです。行動の内容、クオリティが結果となって表れます。
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