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「誤った情報の拡散やめて」 JR東海、リニア静岡工区問題で川勝知事発言に反論(3/3 ページ)
リニア中央新幹線静岡工区問題を巡り、JR東海は24日、着工を認めない川勝平太静岡県知事による「誤った情報」を基にした報道が多くみられるとして、メディア向けの説明会を開いた。川勝氏が主張する部分開業案について、品川−名古屋間の早期開業には「部分開業ではなく、静岡工区に一日でも早く着工することが重要」と反論した。
自身要因もJRを批判
また、JR東海は静岡工区が着工できないため、目指す品川−名古屋間の開業時期を従来の「令和9年」から「9年以降」に変更した。それを受け、川勝氏は「9年という数字が実質消えたため、(大阪までの全線開業予定時期である)19年までに全線開通するというのが残された最後の期限になる」と主張。しかし、同社は「品川−名古屋間の9年開業が困難だからといって、同区間の早期開業を目指すという姿勢に変わりはない」と、川勝氏の独自解釈を打ち消した。
そのほか、川勝氏が南アルプストンネル工事に必要となるヤード(作業場)整備が終わっていないとし、「船ができていないのに寄港地の研究をしているようなもの」と主張していることについて、「工事ヤードの整備が止まっているのは知事の了解が得られないため」と反論した。(福田涼太郎)
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