新ジャンルの日本酒「クラフトサケ」の酒蔵を運営する「haccoba」(ハッコウバ、福島県南相馬市)は、JR常磐線・小高駅に醸造所を2月9日に開業する。本事業を支援しているJR東日本スタートアップによると、無人駅舎を活用した醸造所は日本初だという。
醸造所名は「haccoba 小高駅舎醸造所&PUBLIC MARKET」。ブルワリー(醸造所)、マーケット(物販エリア)、パブリックスペース(交流エリア)の3つを設けた。ブルワリーの年間製造量見込みは約1200リットル。クラフトサケのほか、さまざまな酒類・ノンアルコール飲料などを製造する予定だ。
マーケットでは、ブルワリーで醸造した商品、小高のオリジナルグッズ、お土産のほかに、地元の高校と連携して、高校生のアイデアからセレクトした商品も取りそろえる。パブリックスペースでは、マーケットで購入した商品をその場で楽しめるほか、イベントスペースとしての活用も予定している。営業時間は午前12〜午後7時(月曜定休日)。
この醸造所は、JR東日本スタートアップ(東京都港区)が実施する「JR 東日本スタートアッププログラム」の一環として、東日本旅客鉄道水戸支社との連携のもと開業する。
JR東日本スタートアップは「街のシンボルでもある小高駅をヒト・コト・モノが集う地域のコミュニティー拠点として磨き上げ、地域内外の活発な交流を促進していく」とコメントしている。
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