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「山の上ホテル」2月に休館 その後はどうなる?:予約が殺到(3/3 ページ)
三島由紀夫、川端康成など多くの文豪が執筆活動のために泊まり込みで作品を書き上げた場所として知られる「山の上ホテル」が建物の老朽化のため、今月13日から当面の間、休館する。
休館後の再開未定
おもてなしのため、あえて「人の手を介する」価値観を大事にしてきた。館内には、案内表示をほとんどなくし、お手洗いの場所を聞かれれば必ず同行して案内する。宿泊客が帰宅するのに1日かかる時代には、チェックアウト後すぐ、手書きでお礼のはがきを出すなどしていた。
休館後、営業再開見通しなど、今後については「未定」のままだ。中村さんは「最後の最後まで頑張ろうと、手は抜いていない」、扱う業務が幅広く「修行の場」という思いで入社したという営業部の峯松泰広さん(42)は「70年の歴史を背負うホテルが休館というのは素直にさみしいが、多くのお客さまに惜しんでいただけることがありがたい」と利用客への謝意を示した。(梶原龍)
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