累計500万食を突破、ローソンストア100「だけ弁当」から新作 あえて少数意見に着目したワケ
ローソンストア100は2月14日、おかずが1種類だけの「だけ弁当」シリーズから、第10弾となる「だけ弁当 焼鳥」を発売した。同シリーズは「弁当には色とりどりのおかずが入っているべき」という常識を覆し、「好きなものだけを堪能したい」というニーズから誕生した。
ローソンストア100は2月14日、おかずが1種類だけの「だけ弁当」シリーズから、第10弾となる「だけ弁当 焼鳥」を発売した。同シリーズは「弁当には色とりどりのおかずが入っているべき」という常識を覆し、「好きなものだけを堪能したい」というニーズから誕生。2021年6月から発売し、累計販売数は500万食を突破した。
「だけ弁当 焼鳥」は、鶏もも肉を焼き、甘辛い醤油ベースのやきとりのタレを絡めた焼鳥を約95g(4〜6個程度)入れた商品だ。「だけ弁当」シリーズ生みの親である、同社東日本運営本部の林弘昭副本部長によると「お客さまからおかずのご要望を募集したところ、一番多かったのは『唐揚げ』だった」とのこと。しかし「ありそうでないもの」という視点で考えた結果、少数意見だった「焼鳥」に着目したという。価格は216円で、販売期間は2月14〜20日の1週間限定となる。
「だけ弁当 チキンナゲット」も2月21日から復刻
また500万食突破記念の第2弾として、22年8月に発売し人気だった「だけ弁当 チキンナゲット」を2月21日から復刻販売する。林副本部長は「『チキンナゲットはご飯に合わないだろう』という理由から、開発担当の商品部から難色を示された」と振り返る。
最終的に「チキンナゲットはご飯のおかずとしてアリか? ナシか?」を消費者にジャッジしてもらうべく、発売が決定。購入者からは「鶏天に近いこのナゲットならご飯に合う」という声が寄せられたという。
同シリーズの価格は全て216円に設定している。麺類や総菜、サラダなどの食材と組み合わせてもワンコインでおさまるようにという狙いからだ。
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