27万円の「お菓子の城」が即日完売 明治が“子どもの頃の夢”を商品化したワケ:「次の駅まで」に読めるハナシ(1/2 ページ)
子どもの頃に憧れた「お菓子の城」を形にできる商品がある。明治が1月16日に発売した「明治 子どものころ夢に見た、お菓子でつくる大きな大きなお城キット」だ。商品化の経緯を、同社グローバルカカオ事業本部カカオマーケティング部の杉山詩織さんに聞いた。
誰しもが一度は憧れたことがあるだろう、お菓子の城。板チョコレートの館、グミの神殿、クッキーの塔など、子どもの頃の夢を形にできる商品がある。明治が1月16日に発売した「明治 子どものころ夢に見た、お菓子でつくる大きな大きなお城キット」(以下、お菓子の城)だ。
価格は27万2200円という高額商品にもかかわらず、Amazonで限定5セットを販売したところ即日完売 。SNSでも「バレンタインの本命はこれで決まり」「子どもの夢すぎる」「明治が本気出してきた」など大きな反響を呼んだ。商品化の経緯を、同社グローバルカカオ事業本部カカオマーケティング部の杉山詩織さんに聞いた。
お菓子の城、建築面積は1.2坪強
お菓子の城のサイズは、2(幅)×2(高さ)×1(奥行き)メートルで建築面積は1.2坪強。城を作るために必要なお菓子は、段ボール16箱で届けられる。
城を形成する塔や城壁などのパーツは、作成の難易度ごとに「初級」「中級」「上級」の3つに分かれている。アポロとリッチチョコレートサンドの塔やアーモンドとマカダミアの庭園などは初級、ヤンヤンつけボーの塔や板チョコの館などは中級、たけのこの里の塔やグミの神殿は上級となっている。
それぞれのパーツには作り方のアドバイスを同封している。また、同社のXアカウント「チョコレート大作戦」(@chocodaisakusen)でも作り方を公開。材料は全て市販されているので、作りたい部分に必要な商品だけ購入し、一部分のみ作ることも可能だ。
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