グローリー、店舗を完全無人化するソリューションを発表 現金もキャッシュレスも対応
グローリーは、自社の券売機「VT-T20」と、ユーボのピックアップロッカーを連携させ、店舗の完全無人化を実現する無人店舗ソリューションを発表した。
グローリー(兵庫県姫路市)は自社の券売機「VT-T20」と、ユーボ(東京都千代田区)のピックアップロッカーを連携させ、店舗の完全無人化を実現する無人店舗ソリューションを発表した。千葉県を中心にたまごを生産・販売する向台ポートリー(千葉県柏市)が運営する直営店「むこたま」の2店舗に納入している。
近年の人手不足や人件費の削減から、無人での店舗運営の仕組みに需要が集まっている。しかし現状の無人店舗では、防犯対策を設けているものの、特に人通りが少ない場所の店舗や夜間営業で購入時の不正行為などの課題があるという。さらに昨今、キャッシュレス決済のみの店舗は、高齢者層や現金利用者に受け入れられず、販売機会の損失といった課題も生じている。
同社はこのような背景から、無人店舗におけるさまざまな課題に対応できる無人店舗ソリューションを開発した。
今回「むこたま」に導入した無人店舗は、券売機で商品の選択と支払いを行いQRコードを発券した後、それをロッカーにかざすと商品を提供する。支払いは現金決済やキャッシュレス決済にも対応している。
グローリーは、「スタッフは定期的に商品を補充するだけで24時間365日の無人営業が可能になる。スタッフは店舗運営の効率化を図りながら、商品開発などの業務に注力することが可能となる」とコメントしている。
また今後は券売機だけでなく、セルフオーダーKIOSKなどさまざまな製品との連携を図り、利用者のニーズに合わせたソリューションの展開を目指す。
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