インタビュー
ヤンキーが攻め込む「日本の学校体験」が登場 なぜこんなことを? 運営会社に聞いた:千葉県君津市の廃校で(4/4 ページ)
千葉県君津市でちょっとユニークな取り組みが始まった。昭和の時代を再現した「学校体験」だ。訪日外国人向けのサービスは、どんな内容かというと……。
観光資源が少ない地方にインバウンドを呼び込む
「地域を巻き込むサービスとして考えているので、まずコンテンツを作り、来てもらう。そのうえで地域の独自性を出したい。君津市は酒蔵が多いため日本酒をアピールできるほか、温泉も近い。廃線間近といわれるローカル線もあり、車両も含めた日本の牧歌的な風景も外国の方は楽しめると考えている」(米司氏)
そのほか、地域の学校や生徒との交流、地元食材を使用した給食の提供などを将来的には目指している。
また、今回の取り組みが成功し、実績となれば、観光資源が少なくインバウンドの恩恵を受けられていない地域の活性化にもつながると米司氏は指摘する。「同じ内容で横展開するのではなく、何もないところからコンテンツを作り、地域ににぎわいを創出する『地域創生事業』につなげたい」
君津市のように観光客を呼べる資源がないエリアでも、インバウンド向けのサービスを作り、にぎわいを創出することで、地域の活性化を図る狙いだ。日本の地方における新たな観光資源として、取り組みが成功するかどうか今後も注目したい。
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