ファミマ、累計1億2000万食超え「生コッペパン」から新商品 しっとり×3種類の食感にこだわり(2/2 ページ)
ファミリーマートは2月27日、累計販売食数1億2000万食を突破した「生コッペパン」シリーズから新商品「生しっとりパン」を発売する。新商品の投入で、好調を支えた「生コッペパン」シリーズの強化を図る。
コッペパンに対する価値観を変えた商品
「白生コッペパン(カスタード&ホイップ)」は、「菓子パンでも“もっちり”した食感のものが食べたい」という声を受けて開発した。生クリームを加えた生地を低温で焼き上げることで、しっとりもちっとした食感の白いコッペパンに仕上げた。
中身には、生クリーム入りのミルク風味のカスタードクリームと生クリーム入りのミルクホイップの2種類を使用した。最初にミルクの風味を感じ、カスタードの風味が最後まで味わえるように仕上げたという。
「生コッペパン(コロッケ)」は、ボリュームがあるコロッケに負けない食べごたえがある食感を目指した。「“もっちり”を超えた“むっちり”食感です」(鈴木さん)
コロッケのじゃがいもには、北海道産きたあかりを100%使用。じゃがいもを丁寧にすりつぶすことで、なめらかな食感にした。味付けは、野菜と果物を使用したフルーティーなソースと、グレービーソースやマッシュルームを入れたビーフの旨みやコクが特徴のソースの2種類を使用している。
「生コッペパン」シリーズは、23年2月の発売直後から人気となり、累計販売食数は1億2000万食を突破した。生コッペパンは、生地に生クリームを配合。従来はパサパサしたイメージを持たれがちだったコッペパンを、しっとりした食感にした点が支持された。同社の執行役員で商品本部長の島田奈奈さんは「これまでのコッペパンに対する価値観を変えた商品です」と自信を見せた。生コッペパンの新商品は、消費者の支持を得られるか。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
関連記事
27万円の「お菓子の城」が即日完売 明治が“子どもの頃の夢”を商品化したワケ
子どもの頃に憧れた「お菓子の城」を形にできる商品がある。明治が1月16日に発売した「明治 子どものころ夢に見た、お菓子でつくる大きな大きなお城キット」だ。商品化の経緯を、同社グローバルカカオ事業本部カカオマーケティング部の杉山詩織さんに聞いた。
大ヒットしたスポドリ「DAKARA」はなぜ麦茶に? 社内の反対を押し切った起死回生の一手とは
サントリー食品インターナショナルが発売したのが「ライフパートナーDAKARA」。人気商品に成長したダカラだったが、その後低迷。起死回生の一手として、スポーツドリンクらしからぬ転身を図った。





