理想の上司像 平成後期は部下を引っ張る“率先型”、今は?
新入社員が理想の上司として求めるものは「親しみやすいこと」──こんな調査結果を、明治安田生命保険は発表した。「親しみやすい」は男女ともに1位で、男性2位は「知性的・スマート」、3位は「頼もしい」、女性2位が「頼もしい」、3位が「優しい」だった。
新入社員が理想の上司として求めるものは「親しみやすいこと」──こんな調査結果を、明治安田生命保険(東京都千代田区)は発表した。「親しみやすい」は男女ともに1位で、男性2位は「知性的・スマート」、3位は「頼もしい」、女性2位が「頼もしい」、3位が「優しい」だった。
平成後期(2016年)の調査では、男性が「知性的・スマート」、女性が「頼もしい」など上司が部下を引っ張っていくようなイメージに多くの支持が集まっていた。しかし、令和になると「親しみやすい」の他に「面白い」(男性4位)、「優しい」(女性3位)などがランクインし、友だちのような親しみやすさや、寄り添いを求める傾向がみられた。
明治安田生命保険は「“率先型”から“関係重視型”に変わってきているかもしれない」とコメントしている。
上司との業務外でのコミュニケーションの必要性について、新入社員の48.0%が「必要」と回答していることが分かった。「必要」と回答した人の約9割が「出世したい」と回答しており、業務外でのコミュニケーションが出世に響くと考えている新入社員が多い傾向がみられた。
上司との業務外コミュニケーションを「不要」とした理由については、「プライベートまで上司に気をつかいたくない」と回答した人が最も多く63.3%だった。次いで「あくまで上司だから一定の距離感を保ちたい」(47.6%)、「1人の時間を大切にしたい」(43.7%)と続いた。
調査は23年12月13〜21日、インターネットで実施した。この春就職を予定している学生1100人と社会人880人が回答した。
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